12/5・12/6に大阪Salon de Junie Moonにて開催される
クリスマスパーティー(お茶会)にドレスセットを納品します。
詳細は大阪salon様のブログでご確認ください。

以下、かんたんなご紹介です。



『小さなもみの木』


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クリスマスツリーになることを夢見る、小さなもみの木。
森の奥に佇んで、じっとそのときを待っています。


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今年はうんと背も伸びたし、
枝ぶりだって、ほらこのとおり。
みどりの香りもかいでおくれ。

この枝先にいろとりどりの揺れる飾りや、
きらきら光る玉のくさりを巻きつけて、
てっぺんには金の星。
部屋に響く讃美歌、
子どもたちのはしゃぎ声、
足元にはたくさんの贈り物・・・

ああ、
はやく誰かぼくを迎えに来てくれないかしら!


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* * * * *

りっぱに飾られたクリスマスツリーに憧れる、
小さなもみの若木をテーマにドレスセットをつくりました。

胸元に刺繍をしたミニドレス、
もみの木が何よりも憧れるプレゼントボックスの形をイメージしたベレー、
ソックスの3点セットです。

* * * * *

お茶会に参加される方、
大阪salon de Junie Moonに遊びに行かれるみなさま、
どうぞよろしくお願いいたします。


追記は制作秘話(?)というか、いつものだらだらエッセーです〜



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今回のお洋服、イメージソースは2冊の本でした。
アンデルセンの『モミの木』(1844)と
マーガレット・ワイズ・ブラウンの『ちいさなもみのき』(1954)です。

ブラウンの絵本は、アンデルセンの短編への110年後の返歌、
あるいは変奏曲のような作品だと思っています。

アンデルセンの「モミの木」は、漠然とした明るい未来を思い描くばかりで、
現状の幸せに気づこうとしないので、
アンデルセン自身のペシミスムが反映された
いささか教訓的なお話という見方もあるかもしれませんが、
わたしはモミの木のプライドと理想に燃える心に心底、胸打たれますし、
幹を伐られるときの気が遠くなるような痛みに耐え、
いよいよクリスマスツリーになったときの絶頂はもちろん、
そのあとお役ご免となって燃やされてしまうときにも、
ほとんど恍惚とした気持になってしまいます。

いっぽうブラウンの「もみのき」は、
伐られることなく、根っこごと抜かれて、ある家に運ばれます。
そして春から秋のあいだは毎年、ちゃんと森で過ごしているのが、
アンデルセンとの大きな違い。
ブラウンは、アンデルセンの「モミの木」を
「もみのき」として救済したかったのではないかというのが、
わたしのひそかな解釈です。

もみのきは足の悪い男の子のもとでクリスマスツリーになるのですが、
この男の子がまたすごくいい。
足のせいで、森までもみのきに会いに行くことができないので、
「おとこのこは、じぶんのそばにきてくれる、いきたみどりのきがほしいとおもいました。」
と、なんともさらりとさりげなく書かれていて、
そこを読むたびに、不覚にも涙がこぼれます。
いきたみどり!・・・ああああ!!!


そして言わずにおかれませんが、
バーバラ・クーニーの挿絵も大好きです。
いちばん好きな絵本画家は誰か、などとときどき考えるのですが、
ナンバーワンをなかなか選ぶことができないけど、
バーバラ・クーニーはやっぱりベスト10に入ります。
子どものころからずっとクーニーの絵本を読んでいるから、安心するというのもあるのかも。


クリスマスが近づくと、
わたしもほんのちょっとだけ殊勝な(?)気分になります。
人にやさしくできることが増えるといいな。


少し早いですが、Merry Christmas!
すべての人に。


hono★

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